行政書士は食えない資格といわれるわけ

今日は、行政書士試験合格はスタートラインに過ぎないという話です。
ご存知のとおり、インターネットでは、行政書士は食えない資格の一つとして、紹介されています。

その根拠として、よく、行政書士試験の難易度の低さが挙げられます。
行政書士試験は、科目自体、行政書士の業務と一致しているわけではなく、むしろ、関係のない事項ばかりか、教養科目すら出題されているという、専門性のない試験です。
司法書士試験のように、実務レベルの不動産登記法に精通していなければ、合格できないような試験ではなく、つい、昨日まで、法律のことさえ知らないフリーターだったとか、主婦だったような方でさえも比較的簡単に合格できてしまう試験です。
そのため、合格者が大量に発生していて、しかも、公務員退職者も無試験で登録できる制度ですから、行政書士有資格者は非常にいっぱいいるわけで、こんな簡単に取れる資格で食えるわけがないわけです。

確かに行政書士は簡単に取れてしまう資格ですが、資格が取れることと、実務はまったく違います。
行政書士試験自体は、専門性がない試験ですが、行政書士の実務自体は、非常に難易度が高く、責任も重いものばかりです。
例えば、建設業許可ひとつを見てみても、建設業許可が下りなければ、建設業者は、営業をすることができなくなってしまうわけですから、許可申請を代行する行政書士は、まさに会社の命運を背負って仕事をしているわけです。
行政書士試験は簡単な試験と侮って受けているような輩では、下手すれば何億もの損害賠償を請求されるかもしれないという責任の重さに耐えうるわけがありません。

行政書士試験は簡単な試験ですが・・・

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