不動産鑑定士として独立したいなら

不動産鑑定士は、いわゆる士業の資格の一つで、独立して仕事をしていくことができる資格の一つです。
不動産鑑定士として純粋に仕事をしていくのであれば、不動産の鑑定が中心になります。

不動産の鑑定ということですから、不動産が存在するところであれば、どこでも、仕事が発生します。そこで、一般的に仕事が多いといわれている都市部だけでなくて、地方であっても、そこそこ仕事はある。だから、都市部の競争率の激しいところで独立するのではなくて、地方のように競争率の低い場所で開業した方が儲かるといわれていました。

しかし、いまでは、どの士業で、どの場所で開業しようが、既に飽和状態になっています。
地方の方が、開業しやすいし、成功しやすいという「地方神話」は、崩れ去っています。
どこでも、長年開業している古株の不動産鑑定士がいるわけで、その不動産鑑定士がその地域の不動産鑑定業務を独占していることも珍しくありません。

新たに開業する場合は、既存の開業者の間に如何にして入り込んでいくかということが大切になってきます。

そして、もう一つは、単純に不動産鑑定士として仕事をするだけでは厳しいということもあげられます。不動産鑑定業務がたくさんあれば、資格を生かせているわけですからそれはそれですばらしいことです。
しかし、実際には、不動産鑑定士としての業務だけをこなしていくのでは、大変厳しい時代になってきています。不動産鑑定の仕事をメインにしつつも

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