トラック業界も一斉休業か?
このニュースのキーワード「燃料高騰」
漁業組合に続いて、トラック業界も、燃料高騰による経営危機を訴えて、行動することになったということです。
トラック業界の場合は、排ガス規制に対応するために、トラックを買い換えたり、設備をつけたりしているため、余計に支出があるところに、燃料高騰の打撃を受けているわけですから、かなりの危機に見舞われているといえるでしょう。
もちろん、デモ等の行動を起こした業界だけを、救済するというのもおかしな話ですが、燃料高騰による打撃を各業界が受けているという現状を把握した上で、総合的な救済処置を取る必要があると思います。
トラック業者一斉行動 2万人「燃料高騰は異常」
8月26日15時37分配信 産経新聞
燃油価格の高騰を受け、各地のトラック運送業者が26日、「経営危機突破一斉行動」をスタートさせた。全日本トラック協会(東京、中西英一郎会長)の呼び掛けによる、初の全国統一的なアピール活動となる。
初日は東京、大阪など31都道府県で決起大会やデモ行進をしたり、横断幕を付けたトラックを走行させたりして、国や地方自治体に、高速道路料金や地方税の軽油引取税の引き下げなどの対策を求める。同協会によれば、参加者は合計2万人規模に上る。
全日本トラック協会傘下のトラック運送業者は約5万1000社で、国内業者の8割強を占める。協会幹部によると、数年前から強化された排ガス規制に対応するためトラックを新型に買い替え、その借金を返済できずにいる中小企業も多い。最近は「低価格競争が続く中で、石油の値上がりに見舞われ、経営が切迫している」という。
同協会が今月行ったアンケートでは、主なトラック燃料の軽油は1リットル139円で、平成15年度の年間平均価格と比べ同75円上昇。国内全業者で、年間コストを約1兆2000億円押し上げたと試算されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080826-00000112-san-soci